避難所に行くことになった時の
感染症の予防

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災害から命を守るために大事なのが「避難」です。 避難所に行くことになった時、感染症予防にとして私たちはどんなことに気をつけたらいいのかポイントをまとめました。

持っていくもの

●マスク

●アルコール消毒液

●体温計

マスクを持っていない場合は、鼻と口を覆える大きさのタオルや手ぬぐいなども代わりに使えます。アルコール消毒液がない場合、ウエットティッシュも使えます。マスクなどは、できれば自分で用意しておきましょう。

避難所入る前に体調チェックを!

感染拡大を未然に防ぐために大切なこと。

●避難所に入る前の体調チェック

避難所に入る前に体温を測ったうえで、「発熱」や「せき」、「強いだるさ」といった症状が出ていないかチェックをしましょう。

●感染拡大を未然に防ぐ

発熱やせき、強いだるさといった症状が出ていないかチェックをし、体温もはかることで感染の疑いがあるかどうかを判断することが大切です。

避難所に入ったら

避難所で生活を続けることになったら、できるだけ「密」を避けましょう。

●3密を避ける

大事ことは「密閉・密集・密接」の3つの密を避けることです。せきやくしゃみなどによる飛まつ感染のリスクを抑えるための工夫をしましょう。

●出来るだけ換気を心がけましょう

●他人と2メートルほど距離をとりましょう

●3密接した状態での会話は避けましょう

手洗い消毒の徹底!

●手洗いや消毒を徹底しましょう。

食事の前や、トイレに行った後などは必ず手洗いやアルコール消毒をするようにしましょう。ドアや手すりなど、多くの人が触るものに触れた後は、手洗いや消毒をこまめにしましょう。

避難所の共用部分(トイレのドアノブ・電気のスイッチ・手すり等)などは多くの人が触るため接触感染が起きやすい場所です。こうした共用部分を触る「前」と「後」で手指の消毒や手洗いをすることが重要です。

触る「前」の消毒については、自分がウイルスを持っている可能性もありますので、他の人にうつさないという意識を持つことが大切になります。

このため、アルコール消毒などで、こまめに消毒するのが効果的です。また、避難所では支援物資や備蓄品などを避難者どうしが共有して使うことも多くなりますので、物に触る前後の消毒が有効です。

毎日の体調のチェック

●自分の体調を毎日チェックしましょう

避難所での生活では、体温を測るなど体調の変化を継続的にチェックし、変化があったら無理をせず、避難所の運営者などに知らせて対応を考えていただきましょう。

[総合監修]

東北大学

環境・安全推進センター

教授 黒澤 一(呼吸器内科学)